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産経新聞記事より
嫌なゴキブリが発生する季節になった。繁殖のピークは気温が30度を超えた頃だが、今の時期に予防策を講じておけば夏に家庭内に出るゴキブリの数は激減するという。専門家に予防方法を聞いた。
清潔を心掛ける
ゴキブリ駆除会社「中央環境サービス」(兵庫県宝塚市)の向江祝雄(のりお)社長(53)によると、ゴキブリは気温が18度を超えると活動が活発化し、今頃から家庭内で見掛けることが多くなる。
家庭に出る主なゴキブリは2種類。黒くて大きなクロゴキブリと、茶色で小さなチャバネゴキブリ。アレルギーなどの原因にもなるので徹底的な予防が必要だ。
予防法は、(1)侵入経路を徹底的にふさぐ(2)餌になるものを排除する(3)巣になる場所をなくす-の3つ。室内への侵入経路は、(ア)床下(イ)窓(ウ)玄関(エ)排水口-の4カ所が多い。
向江社長によると、侵入経路で目立つのは(ア)。台所や洗面台のシンク下には、床下とつながる配管部分と床のつなぎ目に隙間がある。そこから侵入するため、隙間は粘着テープなどでふさぐ。
洗面台のオーバーフロー穴(水があふれないようにするための穴)には、三角コーナー用の網などを小さく切り、粘着テープで貼るなどして侵入を防ぐ。
次は(2)の餌となるものの排除。向江社長は「臭いに寄ってくるので、生ごみや空き缶を入れるごみ箱などはきれいに洗い、清潔にしておくことが非常に大事」。食べ物は可能な限り冷蔵庫にしまい、ペットの餌なども必ず密封。生ごみの口はしっかり縛る。臭いが出にくい密閉タイプの蓋付きのごみ箱や、除菌・消臭スプレーを利用するのもいい。
ゴキブリは雑食で、髪毛やホコリも食べるため、常に掃除し、清潔を保つよう心掛ける。
(3)の巣になる場所をなくす作業。特に小さなチャバネゴキブリは巣を作り、集団ですんでおり、1匹見掛けたら複数いる可能性が高い。巣といっても動物のように判別しやすい巣があるのではなく、集まっている場所が巣。室内に作ることもあれば、庭やベランダなどに作ることもある。
食器棚の奥の方を見れば黒い粉のような糞(ふん)が見つかることがある。それらが集まった所がチャバネゴキブリの巣。見つけたら片付け、周辺に市販のホウ酸団子などのベイト剤(毒餌系の殺虫剤)を置けば駆除できる。
庭やベランダも
クロゴキブリもチャバネゴキブリほど集団ではないが、数匹単位で生活している。チャバネゴキブリよりも少し大きい黒い粒状の糞が固まっている所があれば、それがクロゴキブリの巣。糞を片付け、ベイト剤を置く。
ゴキブリが好むのは、配管周りや冷蔵庫の隅など暗く、湿気があり、温かい場所。シンク下の上下4つの角(計8カ所)にはベイト剤を必ず置く。しかし、「ベイト剤にはゴキブリを引き寄せる効果があるため、玄関や窓周辺などにはできる限り置かないでほしい」(向江社長)
庭やベランダにも巣がある可能性があるが、植木鉢などは一度、場所を移し、周囲を掃除したりすると、巣から追い出されたと勘違いしていなくなるという。
卵には殺虫剤効かず
注意したいのがゴキブリの卵だ。卵には殺虫剤も効かない。「卵を掃除機で吸って放置しておいたら、小さなゴキブリの幼虫がたくさんわいたという事例もある。卵を掃除機で吸った後の紙パックはポリ袋で密封して捨て、必ず早めに燃えるごみとして廃棄を」(向江社長)
卵は、クロゴキブリが黒色、チャバネゴキブリは茶色で、ともに角が丸い長方形。丸い糞との違いを見分けて徹底的に駆除する。
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