シックライフ・シックハウス症候群・化学物質過敏症・アレルギーなどに関する事柄について事務局よりお届けいたします。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
脱衣所や浴室の寒さと湯の熱さによる「温度差」により、特に高齢者の体に大きな負担になる季節
産経新聞記事より(一部編集)
東京都健康長寿医療センター(東京都板橋区)が東日本の消防本部の協力を得て調査したところ、平成23年中に4252人の高齢者(65歳以上)が入浴中に死亡していた。80歳以上が2438人と過半数を占め、12~3月という寒い時期の発生が多かった。同センターでは、全国の死亡者数は約1万7千人に上ると推計している。
なぜ、寒い時期の入浴時に死亡事故が発生しやすいのか。
同センター研究所の高橋龍太郎副所長は「はっきり分かっていないが、周囲の温度変化による血圧の急上昇・急下降が意識障害をもたらし、溺死などにつながっているのではないか」と推測する。一般的に「ヒートショック」と呼ばれるものだ。
暖かい部屋から冷え切った脱衣所や浴室に移動して裸になると、血管が収縮して血圧が急上昇する。その後、熱い湯につかると熱による刺激や水圧でさらに血圧が上がる。湯につかっていると全身が温まり、血管が開いて血行が良くなり、5~10分程度で今度は血圧が急激に下がる。
血圧の急上昇や急下降は脳内出血や心筋梗塞、意識障害などを引き起こすリスクがある。「高齢になればなるほど体温の調節機能が落ちる」(高橋副所長)ため、リスクは高まるという。入浴する際の注意点は-。
高橋副所長は「脱衣所や浴室を暖かく、浴槽の湯はぬるめにして温度差を少なくすることが重要」。
具体的には、「裸になる場所は20度以上、湯は41度以下」が目安だ。浴室が十分に暖かければ、湯温は39~40度程度でもいい。
また、気温が急激に下がる日没より前、できれば夕食前に入りたい。食事をすると血圧が下がりやすくなるためだ。長湯が好きな人も多いが、高齢者の場合、湯につかる時間は5分程度にとどめておいたほうが安全だ。
浴室を手軽に暖める方法として、東京ガス都市生活研究所の興梠(こうろき)真紀・主幹研究員は「少し高めの湯温に設定したシャワーで入浴前に数分間、高い位置から浴槽に湯を入れる」ことを提案する。家族が入浴した直後でも浴室は暖まっている。
【ヒートショック】
急激な温度変化が体に及ぼす影響
NPO法人 シックハウス診断士協会
広島事務局:〒730-0856 広島市中区河原町5-3-2F
東京本部:〒108-0073 東京都港区三田2-1-41-1F
東京事務局:〒103-0012 中央区日本橋堀留町1-11-5-2F
電話番号 082-961-5271 FAX番号 082-961-5272
ご相談 & お問い合わせメールアドレス
takya1123@dolphin.ocn.ne.jp
PR
この記事にコメントする