シックライフ・シックハウス症候群・化学物質過敏症・アレルギーなどに関する事柄について事務局よりお届けいたします。
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毎日新聞(山口)より
県内の公立学校に通う児童・生徒のうち、食物アレルギーがどのぐらいの子どもたちにあるかなど、食物アレルギーに関する実態調査を県教委が進めている。東京都内の小学校で昨年12月、給食で食物アレルギーを発症した児童の死亡事故が起きたためだ。
県教委などによると、県内では11年度以降、児童が給食を食べてアレルギー反応を起こした事故は少なくとも、山口、萩両市で計4件あった。山口市教委によると、11年度に同市の小学校で起きた食物アレルギーによる給食でのトラブルは3件。11年6月の事例は、小麦アレルギーのある女児に、アレルギーの原因となる食材を取り除いた「除去食」と別の給食を取り違えて出したもので、女児はアレルギー反応を起こして救急搬送され、1日入院したという。
これを受け、市教委は各校に「除去食」を盛りつけた食器には名前を明記するなどの対応をするよう通知。しかし、12年にも卵アレルギーのある児童に、卵を使ったパンを誤って出すなど、2件のトラブルが起きた。
このため市教委は12年3月、「学校給食における食物アレルギー対応マニュアル」を作って各校に配布。マニュアルでは「除去食」や献立表の提供など給食の対応を保護者と協議して合意を得ることや、緊急時の対応などがまとめられている。
一方、萩市教委によると、同市の小学校で12年9月、牛乳アレルギーのある男児が給食後に体調不良を訴えたという。
県教委では、各市町教委へ食物アレルギーがある子どもの数や個別の対応状況などについて尋ねている。2月中旬をめどにまとめ、情報の共有を図る予定。
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