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北國新聞より
黄砂が飛来すると、鼻炎や気管支ぜんそくなどのアレルギー症状を持つ患者の2割が症状を悪化させたことが、22日までの金大の附属病院、医薬保健研究域医学系の研究チームの臨床調査で分かった。
黄砂は動物実験でアレルギー症状を進行させる作用が指摘されているが、人体への影響を裏付ける実証データはほとんどなかった。研究チームはさらに因果関係を詳しく分析する調査を今秋から開始し、症状の軽減や予防法の開発につなげる。
調査は附属病院耳鼻咽喉科、呼吸器内科と、医薬保健研究域医学系衛生学・公衆衛生学教室に
よる研究チームが担当。
研究チームが2011年1~6月に実施した調査では、附属病院に通う気管支ぜんそくなどの成人患者約100人に、黄砂の飛来時期にくしゃみや鼻水が出た回数や鼻詰まりの度合いなどを、毎日記録してもらった。
同時に宝町キャンパスに設置されている測定器で黄砂の量や成分を毎日測定し、両方のデータを合わせて人体にどのような影響があるかを検証。その結果、黄砂が飛来した期間に約20人の症状が
悪化したことが分かった。研究チームは「黄砂とアレルギー症状の関連を裏付ける結果」としている。
ただ、データの数が少ないことから、研究チームはさらに調査を継続することを決めた。
調査は昨年、春のみ行ったが、黄砂が近年、春だけでなく秋にも飛来していることから、10月から
調査を開始し、データを収集する。
金大ではこれまで、理工研究域や薬学系を中心としたチームが黄砂の飛来が多い北陸の環境を生かし、気球や航空機を利用した黄砂研究や環境中の化学物質の測定に取り組んできた。今回のアレルギーと黄砂の研究では附属病院、医学系による研究チームが理工研究域、薬学系と連携して調査を進める。
データの収集や分析に当たる金大附属病院耳鼻咽喉科の中西清香助教と、医薬保健研究域医学系環境生体分子応答学(衛生学)講座の東朋美助教は、アレルギー性鼻炎に悩む人は国内で4割近くいると指摘し、「アレルギー症状と黄砂の因果関係がはっきりすれば、症状に応じた予防や治療の道が開ける」と話している。
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