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佐賀新聞の記事より
シックスクールやシックハウス症候群を引き起こす原因物質ホルムアルデヒドの濃度が、佐賀市の
小中学校の3割で国の基準を超えていることが、佐賀大学の学生グループの調査で分かった。
調査は昨年8月、佐賀市教委の委託を受け市内の小中学校54校104カ所で実施。
教室を閉め切って高温多湿の環境を作り出し、ホルムアルデヒドなど約30種を測定した。
基準値を超えたのは、ホルムアルデヒドが31カ所(29・8%)で、1立方メートルの空気中から基準値の4・6倍となる463マイクログラムを検出したカ所をもあった。さらに、発ガン物質とされるアセトアル
デヒドも4カ所から、その他の物質の総量(TVOC)も1カ所で基準値を超えた。
分析の結果、教室の種類と濃度に相関関係がみられた。音楽室の濃度が特に高く、ピアノなどに
使われる合板などの影響が推測できるという。逆に、シンナーなど溶剤の使用を想定して換気装置を
備えている図工・美術室は低かった。
また、換気扇と空気吸入口の設置状況も調査した。換気扇と吸入口のどちらか一方だけの教室では、十分な換気ができていないことも分かった。
指導した同大医学部の市場正良教授は「特別教室は利用頻度が低く、換気の機会が少ないようだ。十分に換気しながら利用してもらいたい」と話している。
佐賀市教委は調査結果を、学校施設の改修などに活用する方針。データの公表については「近く、
集計して学校名なども含めて公表したい」としている。
【シックスクール】
学校施設が原因の有害物質で起きる健康障害。めまいや頭痛、吐き気、のどの痛みなどの症状が見られる。ホルムアルデヒドは接着剤の成分で、建材などに広く使われている。揮発性で建材から
空気中に放出されるが、強い毒性を持つ。建築基準法で使用制限が設けられている。
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