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シックライフ・シックハウス症候群・化学物質過敏症・アレルギーなどに関する事柄について事務局よりお届けいたします。
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日刊スポーツ記事より

2月20日はアレルギーの日。1966年(昭和41年)2月20日に、石坂公成と石坂照子がIgE(免疫グロブリン)を発見したことにちなみ、財団法人日本アレルギー協会が制定した記念日だ。

しかし、近年アレルギーの深刻化は進んでいる。厚生労働省によると、今や全人口の約2人に1人が何らかのアレルギー疾患に悩んでいるそうだ。

花粉症を含むアレルギー性鼻炎、喘息、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーと、種類も多岐にわたっているが、引越しの際に懸念されるのが “シックハウス症候群”である。そこで今回は、シックハウスやごみ質の分析、測定で知られる株式会社埼玉環境サービスのシックハウス診断士・仁平さんに話を聞いてみた。

「シックハウス症候群になると、目がチカチカする、喉が痛い、めまいや吐き気、頭痛などの症状が出ます。その原因の一つとして、建材や家具、日用品などから発散するホルムアルデヒドやトルエン、キシレンなどの揮発性の有機化合物の影響が懸念されています。よく“建築素材に原因があるんじゃないか”と心配される方がいますが、実はカーテン、絨毯、箪笥、防虫剤などからも検出される場合もあるんです」

意外なところにも危険が潜んでいるようだ。では、シックハウス症候群を発症してしまった場合、どうすればいいのだろうか?

「まずは原因となる部屋を特定すること。さまざまな測定方法がありますが、弊社では “パッシブ法”をオススメしています。この検査だと検査用具を室内に設置しておくだけで、揮発性の有機化合物が発生する分量を測定することができます。ほかにも方法はありますので、お近くの業者さんに相談してみてください」

ちなみに、自分でできる改善方法はあるのだろうか?

「一概には言えませんが、こまめに換気を行うことですね。発散の量は時間が経過するにつれて減少していくのが普通です。新築やリフォーム直後は、化学物質の発散が多いので、しばらくの間は、空気がこもらないように換気や通風をすることで症状が沈静化すると思います。心配な方は、引越しの際にシックハウス対策をしてくれる工務店に予め相談をしたり、天然の木材を使った家具を選ぶのもいいかもしれません。空気清浄器も正しく使えば、ある程度効果を期待できるものもあるようです」

仁平さんによると「原因の特定・判断は難しいので、プロに相談するのが一番」とのこと。心配な方はこの機会に調べてみてはいかがだろうか。


当協会の資格「シックハウス診断士」保持者の方がインタビューを受けておられます。


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