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朝日新聞より
もともと10月10日が「体育の日」でした。成人の日の1月15日と同様、2000年からなぜか10月の
第2月曜日となり、今年は10月8日の月曜日でした。
「体育の日」がなぜ10月10日だったかと言えば、1964年の東京オリンピック開会式の日だったからです。この日を記念して1966年に「スポーツに親しみ健康な心身をつくる!」ことを趣旨として記念日が制定されました。しかし、記念日が日曜の場合に月曜日が振り替え休日となることはやむを得ないとしても、むやみに連休とするために毎年記念日をずらすことにはいささか抵抗を感じるのは私だけでしょうか。
この10月は「じゅう」で「住」の月。住まいを充実しようということからか「住宅月間」とされていて、あちこちでイベントが開かれています。住宅ローンのファイナンスに始まり、時代に合った耐震強化や省エネ、そして高齢化対策やリフォームなどです。最近では創エネどころか売電、さらにはアパート併用で家賃を得る収入型住宅など積極的な家づくりのテーマも多いのです。
そんな中で私は、家づくりのニーズはどなたも同じことであり、それらを中心的な要素にまとめて「三つのフリー」のお話をさせてもらっています。第1のフリーは住まいの健康で、化学物質過敏症の人にもシックハウスのない、しかもエネルギーにも極力頼らない「ケミカルフリー」の住まいであること。
第2はさらに家の内外をお年寄りにやさしい安全な「バリアフリー」にすること。そして、最後は住まいそのものの健康で、メンテナンスをしなくても家の持ちがよく、地震や火災などの災害にも負けない「メンテナンスフリー」であることです。
特に「バリアフリー」に関して、私はちょっと違った考えを示しています。もともと障害のある人は別にして、元気な「若い老人」は定年後、すぐにバリアフリーとはせず、むしろリハビリテーションが必要ではないか、と訴えています。できるだけ緩い階段を設けて両側に手すりをつけ、あえて二階に住もうという考え方です。
二世帯住宅では、なぜか親夫婦が必ず1階に住み、子夫婦が二階に住むのが定番ですが、私はまったく逆で、「元気な親夫婦」には風通しがよく、日当たりのよい二階に住んでいただくよう勧めています。反対に子夫婦は1階に住み、親たちに気兼ねすることなく、孫たちも走り回って活発に住むことができます。
二階に住んでみると、なるほど見通しも日当たりもよく、洗濯物もよく乾きます。上の階からの孫たちのうるさい音にも悩まされません。しかも、地震時にも二階の方がよいでしょう。阪神・淡路大震災では多くの家の一階が座屈して倒壊し、逃げ遅れたお年寄りが多かったのです。
「病は気から、老いは足から」
これは私がつくった勝手な標語ですが、二世帯同居をきっかけに早々に「年寄り気分」になり、一階に住むようなことはくれぐれもしないことです。
人生80どころか、90の時代です。いつかいよいよ階段を上るのが辛くなったら、
「おい、そろそろお前たちと交換してくれ!」
と言って、一、二階の寝室を交換するだけでよいでしょう。その頃には孫たちも立派に成長し、一階はほとんど空き家状態かも知れません。「親」だからと言って元気なうちから一階に住んではいけません。同居に限らず、二階で生活をしている老夫婦は足腰がちゃんとしていて、驚くほど元気です。
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