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京都新聞より
化学物質の影響で健康被害を受ける「化学物質過敏症」の患者が、社会に広く知ってもらおうと動きを活発化させている。互いに支え合う会を結成したり、被害の実情を伝える行事を京都市や京都府福知山市で今秋に相次いで開く。
「どうしたら治るかわからないのが何より不安です」。今月9日に厚生労働省で開かれた社会保険審査会の席上、障害年金の支給を求めて京都市中京区のパート事務員片岸伸子さん(49)が訴えた。
工事の粉じんや交通機関、店舗などの消毒剤によるめまいや、記憶の低下に苦しむ。化学物質過敏症と診断され、昨秋に年金を申請したが「臨床症状が複雑多岐にわたり、客観的所見が乏しい」と棄却された。再審査となったこの日、「通常の社会生活や労働は困難」との医師の所見が新たに提出され、数カ月後の結果を待つ。
片岸さんをはじめ、市内や府南部に住む患者7人が8月初旬、「京都の環境病の会」を結成した。有害物質を避けるため、ほぼ全員がマスクを着用しながら、「職場から理解してもらえない」「家業で化学物質を扱うので、被害から逃れられない」と語り合った。10月30日午前10時にも中京区のウィングス京都で会合を開く。
京都府北部の患者や家族による「化学物質過敏症患者を支援する会」は10月5日午後一時、福知山の中丹勤労者会館で、環境生命学の専門家による講演会を開く。代表世話人の笠次義久さん(58)=同市=は「まず発症の因果関係への知識を深めたい」と語る。
患者の相談に乗っている出口治男弁護士は「孤独な立場の当事者同士がつながりを深め、社会に実情を訴えることは、救済制度の壁を破る重要な一歩だ」と話している。
■ 化学物質過敏症
殺虫剤や防虫剤、化粧品、建材、塗料、農薬、インクに含まれる有害物や電磁波の影響で、視力の低下や頭痛、じんましんなどの症状が現れる。同じ環境でも発症に個人差があり、原因と症状の因果関係、治療法は医学的に解明していない。
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