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シックライフ・シックハウス症候群・化学物質過敏症・アレルギーなどに関する事柄について事務局よりお届けいたします。
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アレルギー疾患 講演会 ~大震災に備えて・ぜんそくっ子金メダルへの道~が神奈川県相模原市で
開催されます。

日時:平成25年3月2日(土) 13:00~15:30

場所:グリーンホール相模大野 多目的ホール

第1部
 講 演:アレルギーを学ぶ
 1.「アレルゲンについて」
    秋山 一男 先生(独立行政法人 国立病院機構相模原病院院長、臨床研究センター長)
 2.「小児食物アレルギー ~誤食に対する緊急対応を含めて~」
    今井 孝成 先生(昭和大学医学部小児科学講座 講師)
 3.「アトピー性皮膚炎の最近の話題」
    池田 善郞 先生(国際医療福祉大学 教授)

第2部
   「東日本大震災を振り返って~震災からの教訓~」
    三浦 克志 先生(宮城県宮城県立こども病院総合診療科 部長)

   「患者がアスリートとして成功するまで」
    清水 宏保 氏(長野オリンピック金メダリスト)


詳しくはこちらをご覧ください。

  ⇒ NPO法人相模原アレルギーの会 事務局

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  NPO法人シックハウス診断士協会監修
  「シックハウス診断士補(二級)」の
  受験テキストです。

     
 

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                  NPO法人 シックハウス診断士協会
                      広島事務局:〒730-0856 広島市中区河原町5-3-2F
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                              takya1123@dolphin.ocn.ne.jp

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産経新聞記事より

ミスは繰り返され、最悪の結末を招いた-。

東京都調布市の市立富士見台小学校で昨年12月、乳製品アレルギーがある5年生の女児(11)が、チーズ入りの給食を食べて死亡した事故は、担任教諭の確認ミスによる惨事だったことが判明し、警視庁が業務上過失致死容疑も視野に捜査している。同校では事故の3カ月前にも1年生の男児にアレルギーがある給食を誤って配り、病院に搬送されたばかり。教訓が生かされない失態に保護者らは認識の甘さに怒りをぶつける一方、症状や対応が生徒によって千差万別という現実が教育現場を悩ませている。

「食べてはいけない」食材、担任確認せず

 「余っているよ。食べる人はいない?」

昨年12月20日午後0時50分ごろ。死亡した女児の担任の男性教諭はおかわり用に残っていた給食をお盆に入れ、教室内を尋ねて回っていた。

 「おかわりがほしいです」

この日の給食のメニューには粉チーズが入った韓国風お好み焼き「じゃがチヂミ」があり、女児の乳製品アレルギーを把握していた学校側はチーズを除いたチヂミを特別に出していた。女児は自分の分を食べきってしまい、教諭におかわりを求めたのだ。

教諭は「大丈夫か?」と尋ねた。女児は両親が自主的に作っていた「食べてはいけない食品」に線が引かれた献立表に目を通したが、「じゃがチヂミ」の欄には線が引かれていなかった。教諭もそれで
食べても大丈夫と判断し、チーズの入ったチヂミを渡した。

昼休みが終わった午後1時25分ごろになり、女児が「気持ちが悪い」と体調不良を訴えたことで事態は急転する。教諭はアレルギー症状を改善する薬が入った注射を手に取り、「打つか?」と尋ねた。女児は拒絶したが、みるみるうちに顔が青白くなっていった。

最終的に校長の判断で約10分後に注射が打たれ、女児は救急車で病院に搬送されたが、約3時間後に死亡。行政解剖の結果、死因はアナフィラキシーショックという急性アレルギー反応とみられるという。

調布市教委によると、同校では食物アレルギーへの対応が必要な生徒ごとに、食べてはいけない食材に「×」印を記載した「除去食一覧表」、いわゆる「おかわり表」を作成していた。だが、教諭は当時、表を確認しないで女児にチヂミを渡していた。

教諭は「とても話を聴ける状態ではないほど、憔悴(しょうすい)している」(市教委)という。

3カ月前にも男児が発症…アレルギー教育も検討

同校での食物アレルギーによる事故は今回だけではなかった。しかも、死亡事故からわずか3カ月前のことだった。

市教委によると、昨年9月27日、卵にアレルギーがある1年生の男児が給食でオムレツを食べた直後にせき込み、鼻水が出始めた。異変に気付いた担任教諭が男児を保健室に連れて行き、保護者に連絡。病院で点滴などの治療を受け、軽症だったために帰宅し、翌日から登校しているという。

男児は自宅から特別にオムレツに変わるおかずを持ってきていたが、調理担当者が誤ってオムレツを配膳したという。男児は転校してきたばかりで、おかわり表が作成されていなかった上、オムレツがアルミホイルで包まれた状態で出されたために担任らが気付かなかったとみられる。

男児の事故を受け、同校は10月30日に食物アレルギーの研修会を全教員を対象に実施。死亡した女児に誤ってチヂミを渡した男性教諭も出席しており、安全確認の徹底などを周知していたが、死亡事故を防ぐことはできなかった。

今月7日に開かれた保護者説明会では、教諭らの認識の甘さを非難する声が相次いだ。 

 「なぜ教訓が生かされなかったのか」

 「またこういうことが起きてしまうのではないか」

市教委は今月10日、食物アレルギーの専門医らをメンバーとする検証委員会を設置。死亡した女児の給食に関する教職員間の情報共有の実態などを検証し、2月中にも結果をまとめる。平成25年度からは児童、生徒へのアレルギー教育の実施なども検討している。

427人が届け出…症状は「千差万別」

女児の死因となったアナフィラキシーショックは、特定の食物やハチの毒など体内の異物を排出する際に起きる急性のアレルギー反応。全身の発疹や血圧低下、呼吸不全など複数の臓器に同時に
症状が出るのが特徴で、症状が重ければ死亡するケースが多い。

「一人一人の症状が千差万別で、同じ児童、生徒でもアレルギー症状が出るかどうかはその日の
体調次第で異なるため、地道な情報収集が欠かせない」

子供の食物アレルギーに詳しい千葉大学大学院医学研究院の河野陽一教授(小児免疫)はこう指摘する。

調布市教委によると、今年度、食物アレルギーがあるとして学校側に届けられている児童、生徒は
小学校293人、中学校134人の計427人。アレルギーを発症して救急搬送されたのは昨年11月末現在、富士見台小1年の男児を含め3件だった。

河野教授は「軽症のケースなどは報告されていない可能性もある。全体像を把握することが何より大事だ」とした上で、「給食は本来、友達と楽しく食べるもの。必要以上に神経質になり、アレルギーを持つ子供が毎日お弁当を食べさせるようでは問題の解決にはならない」と強調する。

教訓が活かされないまま起きた死亡事故という最悪の結末。女児の遺族は「全国的にも活用できるような再発防止策を考えてもらいたい」との意向を示しているという。



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北國新聞より

白山市の瀬川忍さん(55)らアレルギーの会全国連絡会の運営委員グループが、災害時のアレルギー患者対応の課題をまとめ、27日に東京で開かれる研究会で発表する。同グループによると、東日本大震災の際、食物アレルギーやぜんそく、アトピー性皮膚炎の人が避難所で苦しい思いをした。
避難時のアレルギー対応が徹底されていない自治体は多く、対策を呼び掛ける。

同連絡会は震災発生後、東北の被災地に物資を届けるなど支援活動を展開した。各避難所では、小麦アレルギーのため配給されたパンを食べられなかったり、体育館にほこりや化学物質が多く、
生活できないなどの問題が相次いでいた。

2011年6、7月に東北・関東地区の114人にアンケートを実施したところ、「食べられるものがなく、
避難所を出た」「アレルギーのことを避難所の担当者に伝えられなかった」などの声も寄せられた。

この結果をもとに、同グループは▽避難所で行われる健康調査にアレルギー疾患の項目を追加する▽アレルギー対応の食品やミルクを備蓄する▽アレルギー対応品の配布窓口を設置し、専門担当者を配置する▽避難所でアレルギー症状が悪化しないよう別室を確保する-などの課題をまとめた。

瀬川さんらグループの4人は、27日に昭和大で開かれる「第13回食物アレルギー研究会」で、アンケートの結果や課題などを発表する。自身もシックハウス症候群の瀬川さんは「災害時のアレルギー患者への対応を普段から準備しておくことは、アレルギーへの理解を広げることにもつながる。全国的な対応を求めていきたい」と話した。


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第19回「アレルギー週間」市民公開講座
が神戸市で開催されます。

テーマ:「アレルギーとうまくつきあおう」

日時:平成25年2月16日(土)14時00分~16時00分 

場所:兵庫県民会館 11階パルテホール(神戸市中央区下山手通4‐16‐3)

詳しくはこちらをご覧ください。

  ⇒ 第19回「アレルギー週間」市民講座

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マイナビニュースより

子どもの小学校入学を前に悩んでいるママがいるというので、相談にのることがありました。その友だちの娘さんは重度の牛乳アレルギーがあり、近所の公立小学校では対応してもらえなくて、学校選びに悩んでいるとのこと。

彼女は何度も学校に足を運んだのですが、「給食室では扱える自信がない」と栄養士に言われたとか。

結局彼女は、アレルギー対応をしてくれる隣町の小学校まで、子どもをバス通学させる道を選んだ
ようです。

さて、ここまで読んで、読者のみなさんはどう思われますか?

「アレルギーって大変ね」と思うのと同時に、「なぜ近所の小学校は対応してあげないの?」「牛乳出さなきゃいいだけなのに何でできないの?」という学校への批判もあるでしょう。

また反対に、「それだけの理由でバス通学なんてかわいそう」「親がお弁当を持たせるべきじゃない?」という親に対する非難も聞こえそうです。

実際、重度の牛乳アレルギーの子が避けるべきものは、給食の定番である牛乳のほかにも、特別に作らねばならないものがたくさんあります。カルシウム補給のために、よく給食で使われるチーズやヨーグルト、パンにつけるバターやマーガリンも、もちろんダメです。食パンにもバターが入るのでダメ。ハムやソーセージにも、加工のために乳たんぱくが入ってるのでダメ。メニューでいえば、グラタンもホワイトシチューはもちろん、カレーはルウに乳製品が、コロッケなどもフライにする際にパン粉を使うからダメ……と、給食の定番メニューはほとんど食べられないことになります。

アレルギーを根本から治せる薬がない今、アレルギー患児は、アレルゲンを除去して症状を抑えることが、有効な手段なのです。

単純に牛乳を飲まなければ良いというわけではなく、加工品や外食の際には充分に気を配らないと
重篤な症状がでてしまう可能性があります。

せめて給食くらい対応すればいいと思われそうですが、微量でもアレルゲンが混入しないよう、アレルギーごとに調理器具や皿を変える必要があったり、調理する台を離したりする必要があり、限られた時間と人員にとても大きな負担を与えてしまうことも事実です。

この問題に対しての答えは歩み寄りが必要で、答えが1つではないと私は思っています。

でもぜひ、アレルギーがないご家庭の方に考えていただきたいことがあります。

アレルギーは軽視してしまうと、大きな事故につながってしまうということです。アレルギーのお子さんが、「食べられない」と拒絶したものを「これは大丈夫」などと勝手な判断であげてしまったり、好き嫌いだと思って克服させようとしたりしないようにしてください。

また、子ども同士で給食の食べ残しを責めたり、無理やり食べさせることのないように、お子さんにもわかりやすく教えてあげてください。普通に遊んでいるように見える子どもでも、アレルギーをはじめ、ほかの病気で食事制限を強いられているお子さんは案外多いものです。

いま、障がいや国際化など、さまざまな場面で「多様性を認める」必要が、より求められています。
子どもの食についても、多様性を認めることが私たちに望まれています。例えば友だち親子をホームパーティーに招く際など、参加するお子さんのアレルギーや何かの食事制限に対して、気を配るひと
ことを加えてみることからでも、意識し始めてみてはいかがでしょうか。(川口由美子)


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