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シックライフ・シックハウス症候群・化学物質過敏症・アレルギーなどに関する事柄について事務局よりお届けいたします。
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産経新聞記事より

日本全国で約908万世帯が犬を飼育し、飼育数は1153万4千匹に上るそうです(平成24年、ペットフード協会調べ)。そのうち7割が室内で飼われています。ペット(愛玩動物)というよりもコンパニオンアニマル(伴侶動物)という状態です。

リビングルームで犬と一緒に食事をし、同じベッドで眠っている方も多いのではないでしょうか? そこで、気をつけたいのは感染症の問題です。屋外へ散歩に連れ出す際、犬はいろいろな場所の臭いを嗅いだり、なめたりします。さらに、足裏の爪や肉球に土やほこりを付けてきます。ところが、犬を家族同様に考えている飼い主さんは、犬が運んできた土やほこりに対する意識が低い人が多いようです。

これまで、いろいろな家庭を対象としたカビや細菌の調査・研究を行っています。犬を室内飼育している家庭の方が、飼育していない家庭と比べて微生物汚染頻度が高い傾向が見られました。

表は、犬を飼育している3軒から提供してもらった飼育用具の微生物検査結果の一例。1年間使用したものでは、細菌で1万~1千万の単位で、真菌(カビ)で1千~100万の単位でそれぞれ想像以上に多いことが分かります。

足拭きタオルは1カ月の使用で、犬の足を拭いた後、そのまま玄関に置き、半乾きのまま3日間経過したものを調べました。洗わずに放置すると微生物は大繁殖します。玩具などの飼育用具も日頃の衛生管理を怠っていることがうかがえます。屋外の土の中には細菌やカビが1グラムあたり万単位で存在しています。中には食中毒や感染症の原因になる細菌やアレルギー疾患の原因になるカビも含まれます。

犬に感染してもほとんど無症状ですが、人に感染すると重篤な症状を引き起こす人獣共通感染症があります。犬を介して人への感染が懸念される疾病には、回虫症、皮膚糸状菌症、エルシニア症、パスツレラ症などが知られています。免疫力が弱い子供やお年寄りがいる家庭では注意が必要で、口移しで餌を与えることは厳禁です。

散歩から帰ったら部屋に上げる前に必ず犬の足をよく洗い、泥汚れを洗い流し、体も十分拭いてやりましょう。犬飼育用具はこまめに洗浄し、部屋の清掃を怠らないことも大切です。


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