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北海道新聞より

鼻水やくしゃみが出るなど花粉症や風邪に似た「寒暖差アレルギー」の症状を訴える患者が増えている。冷たい空気を吸うなどして発症することから、低温が続いた5月の天候が影響しているとみられる。医師は「夏の冷房にも注意が必要」と話している。

寒暖差アレルギーは、正式な病名を「冷気吸入性鼻炎」または「血管運動性鼻炎」という。症状は鼻炎アレルギーに似ている。寒暖差が激しくなる季節の変わり目に発症することが多い。

札幌市中央区の医大前南4条内科には5月に入って、ほぼ毎日、同様の症状を訴える患者が訪れている。田中裕士院長(55)は「本来はこの時期あまり見られない。気温が上がらず、寒い日が続いた5月の天候が影響している可能性がある」と話す。

寒暖差アレルギーで同院を受診した西区の佐藤浩子さん(71)は「いつもは冬に症状が強いが、今年は大型連休を過ぎても鼻がぐずぐずして困る」と話す。

札幌医大耳鼻咽喉科の白崎英明准教授(51)によると、冷気吸入性鼻炎は冷たく乾いた空気を吸うと発症し、高齢者に多い。血管運動性鼻炎も急激な温度差で発症し、中年の女性に多いという。

石狩管内では初夏らしい気候になってきたが、これからの季節は冷房による発症にも注意が必要だ。白崎准教授は「症状のある人は冷房に極力当たらないようにするべきだ。服薬や点鼻薬で症状が軽減する場合もあるので、気になる人は受診してほしい」と話している。

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