シックライフ・シックハウス症候群・化学物質過敏症・アレルギーなどに関する事柄について事務局よりお届けいたします。
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北海道住宅新聞より
VOC濃度実態調査
室内空気中のホルムアルデヒド等の化学物質濃度の現状を把握することを目的に、平成12年度から実施している実態調査の平成14年度の結果がこのほどまとまり、国土交通省から発表された。
14年度の調査では、ホルムアルデヒド、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、スチレンに加え、アセトアルデヒドを対象とした。
昨年七月から建築基準法の規制物質となっているホルムアルデヒドは、指針値(0.08ppm)をオーバーした住宅が1戸だけ、割合では0.2%となり、ほとんどが基準をクリアした。このほかトルエンとスチレンも一戸を除いて基準をクリア、キシレンとエチルベンゼンはすべてが基準をクリアした。
一方でアセトアルデヒドは14年度夏の調査で9%、冬の調査では16%もの住宅が基準をクリアできなかった。ホルムアルデヒドにかわり、最近はアセトアルデヒドが検出されるようになってきたとする研究機関などの調査を裏付ける結果となった。
また、12年度に指針値をオーバーした住宅の追跡調査では、ホルムアルデヒド濃度が冬場は低くなるものの夏場は再び上昇している実態が明らかになっている。14年冬の調査ではホルムアルデヒド・トルエンともに基準をオーバーした住宅がほとんどないが、過去の例からみて、翌夏には再び濃度が上昇し基準をオーバーする住宅が増えることも予想される。
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