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産経新聞より
ある女性から相談を受けた。
婦人科の手術の後、光や匂いへの過敏、食欲不振、不眠、肩凝りや首の凝りなどが続くひどい不調に陥り、日常生活もままならないという。病院で多くの薬をもらっているが、飲むことで一層症状が悪化した。外出すると光がまぶしく匂いも耐えがたいので、家にこもりがちだという。痩せ衰えて身の置き所のない様子は、本当に痛々しい。
いわゆる「化学物質過敏症」だろう。
この方は肝臓が非常に疲れていて、これらの症状は肝臓の悪い方の特徴だ。匂いへの過敏は性ホルモンの不調和で起きるが、光がまぶしいのは瞳孔の収縮が鈍いためで、肝臓疲労と関連が強い。
ちなみに、肝臓が疲れている人は車を運転中、トンネルから出たときに光がまぶしくて前が見えなくなり、事故を起こすことがあるので、自覚しなければならない。肩凝りや首の凝りも肝臓疲労でも起きる。肝臓の許容量を超えるのに病院で処方された薬も分解しなければならず、症状が悪化して、さらに多くの薬を与えられる悪循環になっている。
またこの方は、食欲がないためずっと漢方薬を飲んで、少しでも余計に食べようとしてきた。肝臓は
消化機能の元締めと言ってよく、肝臓が疲れている時には休ませるために、食欲に蓋がされる。肝臓の疲れがとれれば、自然に食欲がわく。だが漢方薬を常飲することで、その分解でも肝臓に負担をかけ、余計に食べるとその消化でも肝臓に負担をかけてきた。動物のように、食欲がないときは食べなければ、こんなに悪くならなかっただろうに。
化学物質過敏症を、化学物質である薬で治療するのは無理だと思う。手を当てて意識を集注する「愉気(ゆき)」をすることに本気で取り組み、疲れ果てた肝臓への負担を極力減らし、ゆっくり機能回復するのを待つことができれば一番いいと思う。
整体指導者の野口晴哉(はるちか)氏が創始した野口整体では、過敏症には額の髪の生え際、不眠には頭頂の左右3、4センチのところに愉気をすると伝える。
肝臓疲労には右脇腹をつかんで中の硬直を緩め、また右足小指の痛い箇所に愉気をするなどの方法も効果がある。化学物質過敏症の当事者は、つらい症状のため声を上げる余裕がなく、社会でその存在がほとんど知られていないが、多くの患者が潜在していると推測できる。
建材、医薬品、農薬・殺虫剤、化粧品…。
化学物質が環境中に充満する現代社会では、誰もが陥りうる。
国やメーカーが規制などの対策を講じ、一人一人が化学物質を遠ざけて肝臓を守る努力をしなければ、ますます増えると危惧される。
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