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千葉県HPより
化学物質過敏症を知ってください
化学物質過敏症の方は、石鹸、香水、住宅建材、家具、農薬(注)など、様々な微量化学物質によって引き起こされる頭痛やめまい、吐気、呼吸困難などの症状により、安心して日常生活を送れないと訴えておられます。
(注)農薬には、作物や樹木に発生する病害虫の防除を目的に散布するものの他に、ガーデニングや家庭菜園用のスプレー式の殺虫剤や殺菌剤、芝生等の雑草対策で使用する除草剤なども含まれます。
ですから、発症された方たちは、原因物質をできるだけ身の回りから遠ざけるように、いつも気をつけながら生活しています。
そんなふうに生活している人がいるということ、化学物質過敏症と呼ばれる症状によって苦しんでいる人がいるということ、まずは知ってください。
詳しくはこちらをご覧ください。
⇒ 化学物質過敏症について
NPO法人 シックハウス診断士協会
広島事務局:〒730-0856 広島市中区河原町5-3-2F
東京本部:〒108-0073 東京都港区三田2-1-41-1F
東京事務局:〒103-0012 中央区日本橋堀留町1-11-5-2F
電話番号 082-961-5271 FAX番号 082-961-5272
ご相談 & お問い合わせメールアドレス
takya1123@dolphin.ocn.ne.jp
読売新聞記事より
東京の会社に勤めるA子さん(44)は昨年3月、新築された社屋に初めて入った途端、鼻をつく薬品のような刺激臭を感じた。同じ階では内装の仕上げ作業が続いており、そこから強い臭いが出ているようだった。
その日、パソコンで事務作業を始めて2時間、目の痛みと頭痛に襲われ、せきが止まらなくなった。
帰宅すると治まったが、以来、内装工事が完了した後も出社の度に症状が表れた。
息苦しさ、全身の筋肉痛、発熱など症状が次々と増えた。内科の血液検査では異常はなかった。
だが、オフィス以外でもすれ違う人の服についた柔軟剤やたばこの臭いで吐き気や頭痛などが起こるようになり、昨年5月に休職した。
そよ風クリニック(東京・杉並区)院長の宮田幹夫さん(北里大名誉教授)はA子さんの自律神経の
乱れを検査で確認し、化学物質過敏症と診断。同僚の女性社員2人にも同じ症状が表れ、宮田さんが診断した。
その病気は、特定の化学物質の臭いや刺激をきっかけに体調不良が起こり、次第に原因物質以外の様々な化学物質に反応するようになる。悪化すると、数百メートル離れた人の服についたたばこの臭いなど、機器で検出できないほど微量な化学物質で体調を崩すこともあり、心の病と間違われることが少なくない。
化学物質過敏症を巡っては1990年代半ば、建材に含まれるホルムアルデヒドなどが新築の家の空気中に広がり、体調不良の引き金になる「シックハウス症候群」が相次いだ。そこで国は、13種類の化学物質の濃度指針の作成やホルムアルデヒドの使用規制などを行い、シックハウス症候群は減少した。
だが最近は、規制外の化学物質で体調を崩す人が後を絶たない。宮田さんは「換気が悪いオフィスや学校などで患者が出ている。空気中には数千種類の化学物質があり、原因物質の特定は困難」と話す。
治療は、体調悪化を引き起こす化学物質から遠ざかることが第一だ。その上で、ウオーキングなど適度な有酸素運動や、ぬるめのお湯に長くつかるなどして、自律神経を整える。「ビタミンCが多い果物(農薬が少ないもの)や、海藻などミネラルが多い食品も、体の酸化を防いで回復につながる」と宮田さんは勧める。
宮田さんはA子さんの会社の産業医に換気の徹底を依頼。同僚2人は数か月の休職の後、仕事に
復帰できた。A子さんはまだ出社できないが、症状は軽くなってきている。
環境中の人工的な物質や音、電波が体調悪化を引き起こす「環境過敏症」の現状を報告する。
化学物質過敏症
化学物質の臭いなどに反応して頭痛やめまい、だるさ、抑うつなどが起こる。物を追う目の動きや、
光に対する瞳孔の反応などで自律神経の乱れを確認する。2009年に病名として認められた。
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化学物質過敏症などで教科書が使えない、本が読めないという声を聞きます。
そこでその対応をされている一般社団法人教科書協会さまHPより
化学物質過敏症などにより対応が必要な児童や生徒のための案内
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朝日新聞より
県内の公立学校731校(幼稚園も含む)のうち、「化学物質過敏症」と診断されたか、その疑いがある児童・生徒の在籍する学校が46校を数えることが、県教育委員会の初調査で分かった。県教委は来月にも46校に対し、人数や現在の対応について詳しいアンケートをすることを決めた。
今回の調査は、化学物質過敏症対策に取り組む市民団体の申し入れがきっかけ。文部科学省による「学校の安全管理への取り組み」調査に、県独自の項目を付け足す形で実施した。
「いる」と回答した内訳は幼稚園4、小学校24、中学校12、高校4、特別支援学校2だった。
さまざまな種類の化学物質に反応して起きる化学物質過敏症には、頭痛や発熱などの肉体的な症状や、精神的な症状がある。微量の原因物質で発症することも多いとされる。
県教委スポーツ健康課の担当者は「46校という数は少なくない。まずは詳しく現状を調べ、どんな対応ができるか検討を始めたい」と話している。
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朝日新聞より
心療内科や精神科を訪ね歩いた。著名な精神科医も、うつ病と診断した。だが、どこで治療を受けても突然、力が抜け、判断力や記憶力が低下したり平衡感覚を失ったりする症状は消えなかった。
大手メーカーの30代男性社員の体に、大きな異変が表れたのは4年前のことだ。
症状はどんどん悪化し、すぐに休職を余儀なくされた。原因不明のまま1年がすぎたころ、知人の
勧めで受診した北里大学研究所病院(東京都港区)で「典型的な化学物質過敏症」と診断された。
よく知らない病名に戸惑ったが、医師の話は思い当たることばかりだった。
たばこの煙に吐き気を催すようになり喫煙をやめた。清掃用ワックスや整髪料、香水のにおいをかぐだけで、体調を崩した。ひどい時は、路上に横たわったまま、数時間、動けなくなることもあった。
振り返れば発症前の半年ほど、接着剤を使う工程の改善作業を任され、連日、深夜まで残業を続けた。
有機溶剤を含む接着剤だったが、マスクをつけていなかった。それが原因だと直感したが、今となっては証明できない。 つらいのは自分の意思ではどうにもならない病
気ということが、なかなか周囲に理解されないことだ。同僚や友人には「気の持ちようでは」と言われる。妻にも「本当は働けるのに怠けている」と誤解され、離婚した。
今は極力、化学物質を避けて暮らす。症状は和らいできたが、無農薬・有機の食材しか受け付けず
合成繊維の服もだめだ。とにかく出費がかさむ。それだけに復職を望むが、元の職場では耐えられ
ない。
「誰もがかかる可能性があることを分かってもらい、少しずつでも働ける環境が整うといいのですが・・・」
化学物質過敏症は、体内に入った化学物質が、脳の機能に影響して発症すると考えられている。
眼球の動きや平衡機能に異常が見つかることが多い。ごく微量でも長期間、摂取すると発症する場合がある。多種類の物質に反応し、職場や家庭で日常生活を送ることが難しくなる人もいる。
昨年10月には、診療報酬請求の病名リストに中毒疾患の一種として初めて登録された。しかし症状の個人差が大きく精神疾患と見分けにくい。医学界にはなお、「確立した疾病とは言えない」という意見も根強く残る。
職場が原因か特定困難 労災認定に壁
労働災害の認定でも、化学物質過敏症をどう扱うかが、大きな課題になっている。 数年前、関東地方のテナントビル内の店舗で働いていた複数の店員が、ほぼ同時に化学物質過敏症を発症した。
隣に開店したネイルサロンから、マニキュアや接着剤に含まれた有機溶剤の強い刺激臭が店に入っていた。
店員たちは、有機溶剤が原因だと考えて労災認定を求めたが、労働基準監督署は因果関係を認めず不支給処分を下した。
化学物質過敏症を研究する東海大学医学部の坂部貢教授は「発症者には職場に原因があるとみられる例が少なくない」と指摘する。しかし自宅の環境などの要因も否定しきれず、発症原因が職場にあると特定することは難しい。この結果、休職や退職に至っても労災認定を受けられず、生活に困る人が多い。
北海道在住の女性(58)の場合は、職場の建物工事が人生を一変させた。
化学物質過敏症を発症したのは、郵政職員だった1998年。郵便局舎の増築工事中に、ペンキ塗りたての部屋で働いた。コンクリートを削る音が響き、粉じんも入ってきた。咳やめまい、頭痛などの症状が次々に出た。配置転換を希望したが認められず、歩くこともままならなくなって半年後に休職した。
工事中のペンキや粉じんが原因と考えた女性は2000年、公務災害の認定を申し立てた。
審査は長引き、5年後の05年になって認定された。だが、過敏症との因果関係は認められずアレルギー症状の悪化として認定された。
女性は今、市街地を離れて山里で暮らす。知人に畑を借り、無農薬の野菜を自分で育てる。
「体に良くないものに人一倍敏感なだけで、病気だとは思わなくなった。無理をせず、その日できる
ことをやっていきたい」。2人の孫の成長が何より楽しみだ。
坂部教授は「お酒が一滴も飲めない人がいるように、化学物質の許容量には個人差がある。
まずはこの病気がどういうものか、それぞれの職場で理解を深めてほしい。行政も化学物質に過敏に反応する人たちの健康も守られるように、労働現場での基準の見直しに取り組むべきだ」と話している。
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