シックライフ・シックハウス症候群・化学物質過敏症・アレルギーなどに関する事柄について事務局よりお届けいたします。
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北海道新聞より
【紋別】開校百周年の節目に建設された紋別市立小向(こむかい)小(山岸典昭校長、児童十五人)の新校舎が、複数の児童と教職員が体の不調を訴えて二月末から使えないまま、二十三日に一学期が終わる。
シックハウス症候群と診断された児童一人は自宅学習を強いられている。
原因が分からず、新校舎使用再開のめどが立たないまま五カ月弱。別の小学校の校舎からも化学物質が参考値ながら基準を超えて検出され、二学期以降に学校を移る選択肢もなくなりつつある。(紋別支局 木村啓太)
「何が原因か分からないうちは、この先の検査の数値をいくら見たって安心できない」と、児童の父親(42)が心配する。
約一カ月使われた新校舎の教室には、児童の姿がないまま机やいすが並べられ、換気のために設備した空気清浄機の音だけが、寂しげに響く。 一方、児童たちは学校の代わりに同市小向生活改善センターに通い、授業は広間に三つの教室と特別支援学級、職員室が仕切り板で隔てられた中で行われている。隣の授業の声が聞こえ、職員室の電話の音が響く。体育は長距離走など戸外でできるものだけだ。
新校舎は教室などの棟と体育館とから成り、紋別市教委によると、文部科学省の基準に沿った建材を使い、昨年十二月に完成。
使用前検査で、シックハウス防止のため同省が定めるホルムアルデヒドなど六物質は、基準値内だった。
一月十八日から使用を始めたが、二月に入り、児童十人と教職員三人が頭痛や目の痛みを訴え、二月二十七日から同センターに移った。一人を除き、児童や教職員は快方に向かいつつも、印刷物などが発する化学物質に今も悩まされている。 三月四日に体育館で開校百周年式典が開かれ、地域住民を含む二百五十人が出席して新校舎落成も祝った。体育館も二月末から使用を中止してきたが、式典のために一日だけ使用した。 当時の児童会長・佐藤芙季さん(現六年生)は「立派な校舎ありがとうございます。この学校で元気に勉強します」と、新学期から再開するはずの新校舎での授業に期待を寄せたが、まだ間借り生活の終わりは見えない。
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読売新聞より
東京都調布市の市立調和小学校に通う児童らにシックハウス症候群とみられる症状が出たとして、当時の児童4人が2004年6月、市に計2000万円の損害賠償を求めていた訴訟で、同市は27日、
市が児童4人に計460万円を支払うなどの内容で双方が和解に合意したと発表した。
市議会での議決を経て、正式に決定する。和解条項で市は、教職員にシックハウスの十分な知識がなかったことを認めた上で、児童・生徒に健康被害を発生させたことなどについて「深く反省し、謝罪する」と明記している。
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北海道新聞より
2学期授業、教室代替も
旭川市教委は十八日、七月下旬から八月中旬にかけて市立小中高校を対象に行ったシックハウス症候群などの原因となる揮発性有機化合物(VOC)の測定検査結果を発表した。
今回対象の六十四校二百八十六教室のうち、三十六校八十二教室で国の基準値を上回る化学物質を検出。換気などの対策を講じた後の再検査でも、同日現在、三十二校七十二教室が基準値をクリアできず、多くの学校で二十一日から始まる二学期の授業に間に合わない恐れも出てきた。
今回の検査は市立小中学校全八十五校(小中併置校四校)と市立北都商業高のうち、昨年度の検査で基準値の45%以上が検出されたり、新たにパソコンなどを導入した小学校四十一校、小中併置校二校、中学校二十校、北都商業高が対象。
調査物質はホルムアルデヒド、トルエン、アセトアルデヒドの三種類。三十分の換気後、五時間以上閉鎖した教室内に漂う物質を計測した。結果はホルムアルデヒドが三十六校八十二教室で基準値を超え、通電時に測定した朝日小のコンピューター室では基準値の二・八倍に達した。
アセトアルデヒドは三校四教室で基準値を上回り、トルエンで基準値を超えた学校はなかった。
再検査でも基準値をクリアできなかった三十二校七十二教室のうち、特に影響の大きい普通教室は十四校二十六教室。市教委によると、普通教室の再々検査は十六、十七の両日行い、二十日に検査結果がまとまる。
この段階でも基準値を上回った普通教室は使用中止し、二学期の授業は代替の教室で行う。
また、コンピューター教室などの特別教室の再々検査は二学期に入ってから実施する方針だ。
市教委は「八月に入り高温多湿が続き、濃度が下がらない状態が続いている。換気などの対策を
徹底し、早急に再々検査を行っていきたい」としている。
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共同通信より
横浜市保土ケ谷区の県立保土ケ谷高校(寺崎和男校長、生徒660人)で、生徒や教職員数十人が
4月下旬から、頭痛や吐き気などシックハウス症候群とみられる症状を訴えていることが3日、分か
った。
同校によると、昨年9月の校舎の雨漏り防止工事で使われた有機溶剤が原因とみられる。
昨年末から、工事場所の近くを通った生徒らが頭痛などを訴えるようになり、今年3月にも約10人が症状を訴えたという。
同校は「気温が上がり、症状を訴える人が増えたのではないか」としている。
廊下の一部を板で仕切るなどしても改善されなかったため、同校は6日を臨時休校にすることを決め、対策を検討している。
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長野県教育委員会より
学校環境とシックスクール問題への対応について
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